2023-06-20

住宅ローンの返済比率の目安と無理なく払える住宅ローンを組むコツ

家づくりの際に費用を全額一括で払う方は滅多にいらっしゃいません。
ほとんどの方が住宅ローンの利用を考えているはずです。
住宅ローンはあくまでも借入金なので、無理のある返済金額で設定してしまうと後でお金を返せないという事態に陥りかねません。
家づくりの前には、住宅ローンについて正しい知識を持っておきましょう。

□住宅ローンの返済比率の目安

住宅ローンについての知識をつける際には、返済比率という語句を知っておく必要があります。
正しい知識をつけなければ、ローン返済のせいで家計が苦しくなってしまう恐れもあるので、ぜひ学んでいってくださいね。

*住宅ローンの返済比率とは?

返済比率とは、年収(額面年収)に対する住宅ローンの返済額の割合を示すもので、返済負担率と呼ばれることもあります。
銀行が住宅ローンを貸し出す時は、返済比率が融資審査の基準の1つとなることもあり、借入額を決める時には返済比率を使って考えることが推奨されます。

返済比率は、以下の計算式で求められます。
返済比率=年間返済額÷年収×100

*住宅ローンの返済比率の目安

多くの銀行が、返済比率の上限目安を30~40%に設定しています。
ただしこの数字はあくまでも上限であり、一般の方が無理なく返済できる住宅ローンの返済比率は20~25%が目安です。

□住宅ローンの返済比率で考えるべき3つのポイント

住宅ローンの借入額を考える際に返済比率を基準にする場合、知っておきたいポイントが3つあります。
以下の3つを押さえたうえで、安心して住宅ローンの審査に臨みましょう。

1.住宅ローン以外の借入はあるか確認する

住宅ローンの返済比率について金融機関が審査する場合は、住宅ローン以外の借入も含めて比率を算出します。
例えば自動車やスマートフォン、カードの借入などは、一般に住宅ローンよりも借入の利息が大きいので、住宅ローンの借入を行う前には必ず確認しておく必要があります。

2.返済比率は収入によって変動する可能性がある

コロナ禍で収入が激減したという話もよく耳にしますが、このような収入の減少は返済比率に大きく影響します。
余裕のある借入額に設定するのが大切なのは、たとえ収入が減少したり支出が増加したりしても安定して返済を続けられるようにしているからです。

3.返済比率以外の指標も考慮する

住宅ローンの借入額を決める際には、返済比率だけを指標にしないことも大切です。
総返済額が年収の何倍になるかを表す「年収倍率」や完済した時の年齢をシュミレーションする「完済年齢」も基準にしながら住宅ローンの借入額を決めましょう。

□まとめ

住宅ローンの返済比率とは、額面年収に対して返済額が何割を占めるかを表すものです。
返済比率を基準にすることで住宅ローンの返済額を決めやすくなりますし、実際に金融機関は住宅ローンの審査にも返済比率を用いることがあります。
返済比率を使って住宅ローンの借入額を決める際には、住宅ローン以外の借入があるかを確認し、返済比率が収入によって変動すること、返済比率以外の指標も存在することを覚えておいてください。

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